読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

今何してる?

U.Zのネット版日記

考えることは皆同じ 「漫画家を殺さないで」

先週、「僕のヒーローアカデミア」が数ページ下書きのままで掲載された。

今週は、休載だった。(現在2017.3.11)

 

f:id:UZ-226:20170311010708p:plain

 

冨樫先生のファンである俺としては今更そんなことにダメージ受けませんが、ダメージ受けてるのは作家なんですよね。

 

「ヒロアカ」の作者である堀越先生は、現在WJで連載している作家の中でも画力は上位に入ると思います。

原作も大人気で、早くもアニメ化して、2期の放送も春に控えてて、ジャンプ流で取り上げられるくらい、今勢いのある作家だと思います。

 

でもネットやSNSやらを見ると、少なからず読者の方からはキツイ言葉が飛びかっていたりします。

まあ、飛び交わない作品があるなら教えてくれよ。って話なんだけど・・・。

でも、中でも俺が気になっちゃうのは「絵」の話でブツブツ言ってるやつ。

「あそこの絵がこーだった。どーだった」 ← みたいなやつ。

 

確かに堀越先生より画力高い人なんて沢山いますよ。「学校で画力がクソって言われてるお前が何言ってんだ?!」って承知の上で言わせてもらいますけど、事実ですし、多分おそらく堀越先生自身も承知していることだと思います。

実際絵描きなんて「あの人みたいに描きてー」みたいな気持ちが動機になる人多いだろうし・・・。

 

でもさ、堀越先生が描いてる漫画はね、週刊誌の漫画なんだよ。毎週描いてんだよ。毎週画力維持しようとしてんだよ。

今更だし、他の週刊連載してる作家皆に言えることだけど、俺は比較的最近初めて買った週刊雑誌がジャンプで、今も買い続けてるのがコレだけってのと、

最近学校で初めて読み切り漫画約30pを描き上げたってこともあって、

ようやく実感したんだよ。

この辛さが。

 

その辛い中で必死に描いてる漫画の絵のことを良く口出せるなと。中々自分には出来ないですよそれは。

 

そしてついにバテてしまった訳ですよ。急病って書いてあったしね。来週はもう復活するみたいだけど、

でも一回やっちゃうといつまた倒れるかも、ってなっちゃいますよ。仕方ないですよ。

 

 

 

WJには約50年の歴史があり、マガジンやサンデーにはその更に10年長い歴史があるように、週刊漫画雑誌には長く続いた歴史が存在します。

こう書くと何か感慨深いものもありますが、俺が言いたいのは、

その歴史こそ そろそろ断つべきでは? 

って話なんです。

 

考えてもみてください?

昔の漫画は基本一話完結の漫画が多いです。「鉄腕アトム」とか「ドラえもん」とか長く続いてるのでもオムニバスって呼ばれる奴ですね。

 

そして少しずつストーリーが一本続きのシリーズが流行り出しました。

どの辺りで、ってのはそこまで俺が詳しくないんで分かりませんが「アオイホノオ」の時代辺りの漫画では既に「リングにかけろ」とか「うる星やつら」とか出て来てたし、その辺ではもうブームになっていたのであろう。

 

そして時代が進むにつれ求められる画力が上がってきているのに、PCが普及し出した途端に沢山の人が簡単に技術を金で買えるようになってしまった。

すると出来ることが増えすぎて求められる画力のレベルもこのタイミングで飛躍的に上昇したと考えられる。

たとえその作家がPCを使わない作家だったとしても。

 

でも読者なんて時代ごとに変動してって、今時の若者はコレが当たり前だと思っている。歴史なんて正直関係ない。昔の漫画とか知らねーしって話よ。

でも恐らく、本当に昔週刊連載していた今は亡き漫画家たちが、今の作家さんの現状知ったら卒倒するんじゃねーかって思うw

「コイツ等頭おかしい」つってw

 

だって一ページに入れる情報量が増える分、かける時間の量は増えるのが道理。

そして時代が進むに連れてドンドンそれが増してきたのに、週刊連載という形態には一片の変化もないなんて、

 

そんなのぶっ倒れたってしゃーないやろ!

これじゃ例え本当に手を抜いたページがあったとしても文句言えんわ!

 

そして重要なのが、それでも倒れずに描けちゃう人もいるってことだよね。

読者にとってはそれが「すげー」でありつつ「スタンダード」になっちゃうから、そーじゃない作家は「ダメな作家」だと口に出さない人でも心のどこかでは思ってしまうのである。

少なくとも「この漫画よりはこっちの漫画のが凄い」って比べるのは誰だってすると思う。

で、基本商業誌の漫画家なんてのを職業にしてる人は負けず嫌いとか真面目が多いから、「ダメって思われたくない」って思っちゃって、限界以上に頑張っちゃうんだよな。

で、中にはそれで本当に倒れちゃう人が出てきちゃうと・・・。

 

そろそろその悪循環止めようぜ。

ソレが大丈夫な人がいるからって、大丈夫じゃない人の寿命を削ってまでこの形態続けることないんじゃないか?

 

だから俺はこう思った。

「雑誌自体は週刊でも、週ごとに載せる作家さん交代にするって出来ないのか?」と。

例えば一週目は「ワンピース」が目玉のジャンプで、次の週は「ワンピース」は載ってないけど、「ヒロアカ」が目玉のジャンプ。

・・・みたいな。 ← 偏見で目玉作品決めちゃってるのは勘弁。

 

雑誌自体を隔週にしちゃうと印刷所とかとの契約とか諸々面倒そうだし、

契約作家の人数が変わらないと雑誌の厚さが薄くなっちゃうだけだからそれも問題だし、

ってことで作家の数を増やすと編集が担当する作家が増えて、編集の負担は増える。

でもコレが一番妥当じゃない?

結局一人の作家に対してのやり取りは一週間ごとに交代になるから、週刊の時とあんまり変わらないだろうし… ← ま、コレも詳しくないから勝手なこと書けないけど。

 

って思ったら、同じようなこと書いてる人がネットで検索したら既にいました。

 

広告漫画家のつぶやき/週刊連載っていう形式は、そろそろ限界なのでは?

 

「早く続きが描きたい」とか「早く読者の手に届けたい」とか、作家の思いもあるだろうけど、

体壊して描けなくなって、永遠に続きが読めなくなることの方が作家本人にとっても読者にとっても悲しいことだってことは、誰に確認する必要もない事実です。

 

 

考え方によっては、

一週間余裕が出来れば、一週間で大丈夫だった人はより良い仕上がりに。

きつかった人はそれが少しは楽になり、

作家にとってはウィンウィンづくしだと思うんです。

 

読者も、今でこそ一週間ごとに話の先が読めるのがスタンダードで、それが一週間ごとじゃなくなれば不満の声も上がるだろう。

けどそれこそ時代の流れで「毎週は読めない」がスタンダードになれば誰も文句なんて言わなくなるだろーよ。

 

今を恐れて、未来に現る作家をドンドン苦しめる週刊漫画界は、一読者ながら見ていて酷です。

未来の作家のより良い漫画家ライフを築いてあげられるのは、今仕事で漫画に関わりのある人たちだけです。

 

どーか、冨樫先生や「HUNTHER×HUNTHER」のファンと同じ気持ちを、他の作品では味合うことが決してない未来を…。