今何してる?

U.Zのネット版日記

本当にこんなことってあるんだ。

だいぶ前のことだけど、湊かなえ原作の「高校入試」って作品のドラマがやってて、自分はそれを全話見たんだよね。内容としては、入試を受ける側(中学生)視点ではなく入試の答案を採点する側(高校教師)の視点で進行する話だった。

だいたい受験とか勉強するとかの物語って、主役は勉強する方で、その人が頑張ってテストなんかに合格するっていうのが王道的な話だと思う。例で言えば進研ゼミの漫画だね。噂では最近進研ゼミの漫画は荒れてるらしいけど、そのこと書き出すとドンドン脱線するので書かないよ。

とにかくこの「高校入試」って作品はいきなり邪道的な内容から始まった訳だ。受験という年に一度の一大イベントで教師がいったいどんなことしているのか、仕事内容の暴露と裏話がつまっていた。原作とドラマでは脚本がかなり違うらしいのでここではドラマのことしか書けないけど、この作品では採点の際にトラブルが多発して教師間でもめ事が起こるって内容だった。一点でも採点を間違えればその生徒の人生が変わってしまうかもしれない。それだけ責任重大なこともあり、トラブルとプレッシャーでおかしくなる教師の様子なんかが描かれてて、見ててなんか怖かったのを覚えている。

で、なんで今こんなこと書いてるかって。

実際に今年と去年、いくつかの都立高校であったらしいのだ。その受験の採点ミスという大事件が。

ニュースになるぐらいだからやはり相当な事件なんだろう。自分が受験したのは二年前だから関係ないんだけど(ってか推薦で入ってるからどっちにしろ)こう実際に起きると良い思いはしないよね。自分の高校でもあったらしいし。

不幸中の幸い、自分の高校では採点ミスだけで済んだらしいけど、都立高校全体で不合格が合格に、合格が不合格になったって生徒が合計で18人ぐらいいたらしい。もう一学期も始まって二か月近く経った今頃に気づいても、その結果が変わることなどあろうはずもなかった。なんということだろうか。

自分の思った通りの進路に進めれば、後で後悔することがあってもなんとか納得しないこともない。しかし他人に左右された進路で後悔することがあれば納得なんてできっこない。

努力も才能も運命も奇跡も偶然も必然も、理不尽というものの存在の前では全て無力なんだな。それってなんだかすごく悲しい。